• ユネスコ世界遺産遺跡があるアル・ウラーへは、リヤド、ジェッダ、ダンマン、そしてドバイから定期航空便がある

ジャスミン・ベイガー

ダーラン、サウジアラビア：夏休みの旅行先として人気が高まっているアル・ウラーをプロモートする最新の取り組みの一環として、国内およびUAEのからの直行航空便の新スケジュールが発表された。

「Live the World’s Masterpiece Summer Untold（知られざる世界最高の夏を生きる）」というテーマのもとで実施されているキャンペーンは、ユネスコ世界遺産遺跡があるアル・ウラーでの世界レベルの観光やエンターテインメントと共に、今後数ヶ月のスペシャルアクティビティや周遊旅行、宿泊施設なども呼び物にしている。

サウディア航空は、今月からリヤド発アル・ウラー着の直行便を週3便提供し、8月1日からは週5便に増便する予定だ。7月4日の時点で、ジェッダ発アル・ウラー着の便は金曜日以外の毎日運航している。また8月1日からは、ダンマン発アル・ウラー着の直行便が平日に運航する。一方、フライナス航空はリヤドとアル・ウラー間の便を日曜日に提供する。

フライナス航空は、UAEからアル・ウラーへの便も提供する。これは金曜日ドバイ発で、帰りの便は日曜日発だ。同航空は9月までに増便する予定だと発表した。さらに、フライドバイ航空はアル・ウラー行きを木曜日と日曜日の週2便提供する。

アル・ウラーの魅力の一つは、サウジアラビアの猛暑の夏であっても他の地域よりは少し涼しい気候だ。その結果、日中ならサイクリング、ラクダ乗り、水泳、ハイキング、夜なら星空鑑賞などのアウトドア活動を楽しみたい観光客に人気の場所となっている。

ユニークな観光スポットとしては、自然が形成した驚くべき形の岩であるジャバル・アル・フィル（エレファント・ロック）がある。一方、地元文化や遺跡のファンは、ヘグラやアル・ウラー旧市街などの歴史的な場所や、ダダンやジャバル・イクマなどその他の場所を巡るガイドツアーに申し込んでもいいだろう。

冒険好きでアクティブな人は、ジップライン、ロッククライミング、知られざる渓谷のハイキングなどにトライしたり、ヘリコプターツアーで空からの眺めを楽しんだりしてみてはどうだろう。リラックスしてスローペースの休暇を楽しむ方がいい人にとっては星空鑑賞が今でも人気のアクティビティで、オールド・マーケット・タウンではライヴ・コンサートなどのパフォーマンスも楽しめる。

アル・ウラー旧市街では、地元の商人とおしゃべりや値切り交渉を楽しんだり、主に自然素材で作られた伝統工芸が見られる手芸品パビリオンを訪れたりすることができる。

リセットと充電がしたくなったら、「タマ・アット・ハビタス」「スハイル・オールド・タウン」「ピンク・キャメル・ペイストリー・ブティック」「チルコロ」など、たくさんある地元のレストランでメニューを試食できる。

会議や社員旅行のための忘れがたいロケーションを探している企業は、荘厳な「マラヤ」のスペースを借りることができる。2020年に世界最大の鏡張りの建築物としてギネス世界記録に認定されたこの建物は、最大500席のキャパシティーと全方位の素晴らしい眺めを提供している。

宿泊施設には、空港から32分で125室とヴィラを提供する人気の4つ星リゾート「シャデン」や、空港から45分の5つ星リゾート「ハビタス」（7月25日にメンテナンスを終え再開）などがある。また、「キャラバン・バイ・ハビタス」は22台のRVを用意している。

「アル・ウラーを生きた博物館にして、訪問客が世界にシェアする思い出を作る」と、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下はかつて述べた。「遺跡はアル・ウラーの主要な財産だ。この財産を利用して、生きた博物館を楽しめるユニークな時間旅行を訪問客に提供しなければならない」