アミン・アッバス

ファンコ社は中東地域で、「鋼の錬金術師」をテーマにしたファンコPOPの最新コレクションをリリースした。

ファンが手にすることのできる新シリーズ「鋼の錬金術師 POP! ビニールフィギュア」のラインナップは、「エドワード・エルリック POP! フィギュア」、「オリヴィエ・ミラ・アームストロング（剣付き） POP! フィギュア」、「リザ・ホークアイ POP! フィギュア」、「スカー POP! フィギュア」などだ。

ファンコ社の中東・北アフリカ（MENA）地域の代理店であるモンキー・ディストリビューション社の担当者は、アラブニュース・ジャパンの独占取材に応え、こう語った。「『鋼の錬金術師』はアニメファンに人気のコンテンツです。『鋼の錬金術師 POP!』シリーズを地域のファンの皆様にお届けできることを本当に嬉しく思います。これらの素晴らしいフィギュアをアニメグッズコレクションに加えるチャンスですよ！」

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は、日本の漫画家・荒川弘氏による漫画「鋼の錬金術師」シリーズの二度目のアニメ化作品だ。このアニメシリーズは、原作漫画のストーリー全体を忠実に再現したアニメ化作品を作るために企画された。2003年の最初のアニメ化シリーズが原作から離れて独自のストーリーを展開したものだったためだ。

ストーリーはエドワードとアルフォンスのエルリック兄弟を中心としている。二人とも才能ある錬金術師で、物質を操作し転換する能力を持つ。母を病気で亡くした二人は錬金術で彼女を蘇らせようと試みる。この実験は恐ろしい失敗に終わり、エドワードは片腕と片脚を、アルフォンスは全身を失ってしまう。エドワードはアルフォンスの魂を鎧に定着させることで救うことに成功する。そして二人は、何とかしてアルの体とエドワードの手足を取り戻すために旅に出る。道中で「国家錬金術師」となったエドワードは、ホムンクルスと伝説の賢者の石をめぐる陰謀を暴くことになるのだった…。

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は批評家や視聴者から高い評価を受け、史上最高のアニメシリーズの一つとされている。原作漫画に忠実であることや、2003年のアニメでは扱われなかったキャラクターやストーリー上の細部が登場することが評価された。

原作漫画の全世界シリーズ累計発行部数は8000万部を突破しており、最も売れた漫画シリーズの一つとなっている。第49回小学館漫画賞少年向け部門（2004年）、英イーグル賞フェイバリットマンガ部門（2010年、2011年）、第42回星雲賞コミック部門（2011年）などを受賞している。複数のメディアがこのシリーズに好意的な評価を下しており、特にそのキャラクター設計、アクションシーン、シンボリズム、哲学的言及が高く評価されている。