
日本の山口茜が日曜、東京の地元観衆の前で中国の陳雨菲を21-12、10-21、21-14で破り、バドミントン女子の世界タイトルを防衛した。
昨年、スペインの都市ウエルバで初の世界タイトルを獲得したトップシードの山口は、オリンピック金メダリストの陳の挑戦を退けるため、全力で戦わなければならなかった。
陳は、バドミントン大国である中国の選手として、2011年以来初めての女子シングルス世界タイトル獲得を目指していた。
中国は女子シングルスの世界タイトルを合計15個獲得している。この数は他のどの国よりも5倍多いが、第4シードのチェンは、同国で2014年以来初となる女子世界タイトル決勝進出者だった。
25歳の山口は今週、東京で1ゲームも落とさずに決勝まで進出した。
山口は第1ゲームで着実にチェンを追い詰め、強烈なスマッシュを決めてゲームをものにした。
しかし、第2ゲームはチェンが反撃に転じ、山口のリターンがネットにかかって同点に追いつかれる。
第3ゲームは序盤からリードした山口がそのまま試合を有利に進め、最後はチェンのリターンがネットにかかり、勝敗が決した。
この勝利により、山口は3月の全英オープンに続き、今年2つ目のタイトル獲得となった。
今年の世界選手権の女子シングルスは負傷者が相次ぎ、2019年王者のPVシンドゥ(インド)と2017年王者の奥原希望が共に大会前日に棄権している。
この日女子の前に行われた男子決勝では、デンマークのビクター・アクセルセンがタイのクンラヴット・ヴィティッドサーンに21-5、21-16で勝利し、自身2度目の世界タイトルを獲得した。
AFP