



アミン・アッバス
エジプト人監督ラミ・リズカラー監督による新作アラビア語映画「ヘタト・マジンガー」は、中東で人気のある日本のロボットアニメ、「マジンガーZ」に基づいている。この作品のプレミア上映が8月下旬、サウジアラビアのブルバード・リヤド・シティとモール・オブ・アラビアのムヴィシネマで行われた。
プレミアには映画スターが多く出席し、大画面でこの作品を見たいと待ち望むファンが集まった。
出演俳優はヤスミン・ラエス、ハムディ・エル・マルガニー、マフムード・ハフェズ、バユーミ・フアド、イスマエル・ファルガリ、ウス・ウス、サマ・イブラヒム、モハメド・ラドワン、フサム・ダガー、マフムード・ヒラル、タイム・イスマエル、ファレス・ファイエドなどである。
映画では、貧しい地域で暮らす青年が、結婚資金の工面に苦労するところから始まる。青年と婚約者は裕福な家庭の少年を誘拐して身代金を要求することを思いつき、実行に移すために友人たちの一団の助けを借りるが、うっかり近所に住む少年で、治安部隊の隊長の息子を誘拐してしまう。ストーリーはマジンガーとパートナーのアフロダイAを思わせるやり方で描かれ、スーパーマリオやスパイダーマンといった有名キャラクターが多く登場し、興奮とサスペンスも盛り込んだ社会派コメディに仕上がっている。
8月下旬にエジプトで封切られて以来、興行収入は138万2千エジプトポンド(7万1,724ドル)を超えた。
「マジンガーZ」は伝説的な漫画家、永井豪氏の作品で、アニメシリーズは東映アニメーションが手がけ、1972年12月から1974年9月までフジテレビで放映された。マジンガーZには「グレートマジンガー」、「UFOロボ グレンダイザー」、「マジンカイザー」など、いくつかの続編やスピンオフ作品がある。
「グレートマジンガー」シリーズから10年を経て、東映アニメーションによる「劇場版 マジンガー Z/INFINITY」が2018年1月13日に公開された。