
東京都庁(TMG)が1月28日に武蔵野の森スポーツプラザで、外国人住民向けの防災訓練を開催する。
東京都庁は、外国人コミュニティの間で防災への認識を高めることを目標に、2006年から毎年外国人住民向けの防災訓練を行ってきた。
このシミュレーション訓練の目的は、防災管理システムの重要性の認知度を向上させ、全ての住民が災害時にすべきことを確実に把握できるよう、外国人住民の知識を向上させることだ。
参加対象者には、東京に住み、働き、学んでいる外国人住民300人程度と、東京都の防災語学ボランティア40人が含まれている。
このシステムにより、ある程度の日本語能力を有する外国人住民を含む、東京都のあらゆる国籍の住民がボランティア登録をすることができる。
東京都防災語学ボランティアは、自然災害が発生した時に、通訳・翻訳サービスを提供することを通じて、外国人住民を支援する個人のグループだ。
緊急の場合以外では、このボランティアは必要な場合にも通訳としてサービスを提供する場合がある。2019年11月1日現在、796人がボランティアとして登録しており、17の言語で支援を提供している。
このイベントは東京都の小池百合子知事のあいさつを目玉とした開会式から始まり、これに引き続き、様々な場所でのデモ訓練が参加者によって行われる。その後訓練は、学習、消火、ワークショップ、翻訳、災害から成る5つのセッションに分かれることになる。
「学習」のセッションには、避難所にいながら体の健康を維持する方法を人に教えるために行えるエクササイズが含まれている。
2つ目の「消火」のセッションでは、消火訓練や、仮想の地震シミュレーション車体験があり、参加者は生き延びるための役立つテクニックを学びながら、自身や火災シミュレーションを体験することができる。
ワークショップのセッションは、災害時に基本的な材料を活用できるようにするための工作体験に焦点を置く。最後の災害のセッションは、災害管理に関する住民の知識を向上させ、住民が必要な準備に確実に気付くことができるようにするための、防災や減災に関連したメソッドを展示した複数のブースから成る。