
アラブニュース
ドバイ:2023サウジカップには22か国から1,400の競走馬のエントリーがあり、2月24~25日のリヤドのキング・アブドルアジーズ競走馬術広場での出走を目指している。
参加者は海外からの600エントリーを含め、35,350,000ドルの賞金の分け前を狙っている。
2日間のレースは、エントリーの大半が日本、米国、そしてUAEからの競走馬になると思われ、英国、アイルランド、アルゼンチン、フランス、ドイツも強く国を代表しようとすると見られている。
2,000万ドルの世界で最も高額なグループ1・サウジカップ(1800m)と平行して開催される2日間のレースは、グループ3の5レースを組んでいる。
「繰り返しになりますが、5大陸にまたがる22か国からのエントリーの広がりを喜んでいます。これは、たった3年間でサウジカップが、高い評価と世界的な地位を迅速に確保したことを示すものです。」と、サウジアラビアのジョッキークラブのレース・アドバイザーであるトム・ライアン氏は述べた。
地元で所有され、調教された、2022サウジカップの覇者Emblem Road(米国)は、タイトルを防衛する予定である。
Emblem Roadが2回目の勝利を納めるとすると、レース通算で18,300,000ドルを獲得しているオーストラリアのwondermare Winxを凌ぎ、サラブレッド馬の歴代最高賞金20,200,000ドルを獲得することになる。
2022サウジカップの2着、2022ドバイ・ワールドカップの1着であるCountry Grammer(米国)と、G1レースを3回制したTaiba(米国)を含め、グループ1レースを勝ち抜いた総勢47頭がレースに参加する予定である。
サウジカップで2番目に評価の高い、Charlie Applebyが調教するRebel’s Romance(アイルランド)をUAEは有しており、この馬はブリーダーズカップ・ターフ(G1)で印象的な勝利を収めたのが前回見られている。
一方、初めてのサウジカップ勝利を狙う日本は、矢作芳人が調教するパンサラッサ(日本)と木村哲也が調教するジオグリフ(日本)が中心となるであろう。
12月の中京チャンピオンズカップ(G1)を制したジュンライトボルトは、自動エントリーが可能となっている。
「Emblem Roadが、サウジアラビアで調教された馬として初めてサウジカップの勝者となる 歴史的な偉業を成し遂げたので、昨年のレースはこの上ない成功となりました。
日本からの馬も顕著な成功を収めており、4グループの勝利を得て帰国し、日本のエントリーの勢いは今年も伸び続けています。」と、ライアンは述べた。
シドニーに住む調教師Annabel Neashamがノミネートした、 Laws of Indeces(アイルランド)はサウジカップに出走する最初のオーストラリア産の馬となる。
ヨーロッパや南米からのエントリーも活発で、グループ1の勝者の、Saffron Beach(アイルランド)、Order Of Australia(アイルランド)やMaria Muñozが調教するNiño Guapo(アルゼンチン)などが出走する可能性がある。
レース初日は、賞金500,000ドルのSaudi International Handicapがあり、このレースは、 IFHAのブルーブック、パート1に含まれていない国で調教された馬のために用意されたレースである。
チェコ共和国、スペイン、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、イタリア、ギリシャ、サウジアラビア、バーレーン、カタールなどこれら11か国からと、ポルトガルで調教された初の競走馬を含めたエントリーとなる見込みである。