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パンサラッサ、サウジカップ優勝

パンサラッサは全走で日本人の吉田豊氏が騎手を務め、25日に行われた賞金総額2,000万ドルのG1サウジカップで、フランキー・デットーリ騎手のカントリーグラマーを振り切って優勝した。(AN写真/フダ・バシャタ氏)
パンサラッサは全走で日本人の吉田豊氏が騎手を務め、25日に行われた賞金総額2,000万ドルのG1サウジカップで、フランキー・デットーリ騎手のカントリーグラマーを振り切って優勝した。(AN写真/フダ・バシャタ氏)
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26 Feb 2023 09:02:04 GMT9
26 Feb 2023 09:02:04 GMT9

アラブニュース

  • パンサラッサのペースは序盤から場内を圧倒した
  • 調教師のボブ・バファート氏とその出走馬カントリーグラマーにとっては悲痛な出来事だった

リヤド:パンサラッサは全走で日本人の吉田豊氏が騎手を務め、25日に行われた賞金総額2,000万ドルのG1サウジカップで、フランキー・デットーリ騎手のカントリーグラマーを振り切って優勝した。

同じく昨年、世界最高賞金のレースで惜しくも優勝を逃した調教師のボブ・バファート氏とその出走馬カントリーグラマーにとっては、悲痛な出来事だった。この米国人調教師は今もサウジカップ優勝を目指していた。

パンサラッサはキングアブドゥルアジーズ競馬場を強烈なギャロップの猛烈なペースで発走し、追随を許さなかった。

パンサラッサのペースは序盤から場内を圧倒し、スプリント戦では一時、日本勢が1~4着を独占するかと思われた。

伝説の騎手フランキー・デットーリ氏が終盤にカントリーグラマーで追い上げたが、ゴールには間に合わず、またしても僅差で敗れた。

同じく25日にバスラットレオンでターフスプリントを制した矢作芳人調教師は、「信じられません。言葉もありません。とても、とても嬉しいです。彼が1枠にいたので、前に行ってもいいのではないかと言ったんです」と述べた。

彼は続けて、「彼がラチから大きく3つ外れた時は嬉しかったです。馬場状態が堅かったのも彼にとって良かったです。この勝利は、私がこれまでに経験したどの勝利よりも価値があります。もちろん最高の気分です。賞金も最高ですから」と述べた。

そして、「今はまだ、とても信じられません。実感がわきませんが、スタッフと馬に感謝しています。この勝利は簡単なことではありません。私たちは日本の競馬をより改善し発展させ、国際的なものにするために、あらゆる努力をしてきました。そしてそれを成し遂げたのです」と付け加えた。

デットーリ氏は、カントリーグラマーが悔しさをバネに、昨年のドバイワールドカップで見せた雄姿を再び見せてくれることを期待していた。

「彼はスーパーレースを走り、私はずっと先を越されていて、そのまま走っていて本当に6着になると思っていましたが、それからどんどん追い上げていって、彼にはとても強い精神力があるのです」と彼は述べた。

「私は良い状態をキープしていましたが、彼の試合は1マイル1/4(約2千メートル)でドバイに戻ることになりました。横につくことができずに、ずっと後ろにいたのです。私はずっと追い上げていました。素晴らしい走りでした」

「さきほど述べたように、クォーターポールで6位にいたときは『賞金は手に入らないだろう』と思っていましたが、公平に見てそれは去年のときと少し似ていて、その間ずっと迫っていたのです」

「このレースで素晴らしい経験をさせていただきました。私は常に笑顔でいます」と彼は付け加えた。

25日にモスターダフで第3レースを制したジム・クローリー氏は、サウジカップが年々進化を遂げていると述べている。

彼はアラブニュースの取材に対して、「サウジアラビアを訪れるのは3度目ですが、年々規模が大きくなっています」と語った。

「賞金は明らかに莫大ですし、これだけの賞金がかかれば馬も競争相手も影響されて素晴らしいレースになるのです」

「ここは訪れるたびに進化を遂げていて、参加する馬のレベルもどんどん上がっています。参加するには最高のレースです」とクローリー氏は述べている。

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