Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • パラリンピック11日目の記録更新続出に「驚くべきこと」と称賛の声

パラリンピック11日目の記録更新続出に「驚くべきこと」と称賛の声

Short Url:
04 Sep 2021 08:09:23 GMT9
04 Sep 2021 08:09:23 GMT9

東京で開催された陸上競技の最終日に新記録が続出、パンデミックの中で開催されたパラリンピックの成功は「耀かしいこと」と称賛された。

国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイグ・スペンス報道官は、大会開催を可能にした「驚異的なチームの努力」を称賛、また選手たちのパフォーマンスは「驚くべきこと」と讃えた。

「耀かしいことです。この2年間、大会が開催されないのではないかと疑ったこともありました」とスペンス氏は記者団に語る。

「多くの人が、パンデミックの中でオリンピックやパラリンピックを開催することは不可能だと考えていました。私たちは、アスリートたちからインスピレーションを頂きました」

11日目のオリンピックスタジアムでは、イギリスのハナ・コックロフト選手が、陸上女子800メートル(T3)で1分48秒99の記録を出し、自身のリオでの大会記録を12秒近く更新、パラリンピック7度目の金メダルを獲得した。

彼女は、銀メダルを獲得したカレ・アデネガン選手やアレクサ・ハルコ選手(アメリカ)からゴール手前の直線ほぼ全長分の差をつけフィニッシュした。

東京大会で2度目、通算7度目の金メダルを獲得したコックロフト選手は「まだ実感がわきません」と語った。

「10年間、何度もこのような機会を頂けるアスリートは多くはありません」コックロフト選手は、東京大会の100メートル(T34)でも優勝。2016年リオ大会での3つの金メダル、2012年ロンドン大会での2つの金メダルに、今回のメダルが加わる。

アメリカのニック・メイヒュー選手は、男子200メートル(T37)で21.91秒を記録。前日に出した自身の世界記録を更新して金メダルを獲得した後、彼のヒーロー「ウサイン・ボルト選手」のようになりたいと語った。

元サッカー選手である彼は、100メートル、金曜日の4×100メートルユニバーサルリレーで金メダルを獲得し、400メートルでは銀メダルを獲得した。「100mで9.5秒を出すのは無理だと思うけど『パラリンピックのウサイン・ボルト選手』になりたい」と語る。

「障がいがあってもネガティブに捉える必要はないんだ、ということを知ってもらうため、私は子供たちが尊敬する基準になりたいと思っています」

「自分の限界は自分で決めるもの。自分を信じて、自分で目標を作り、それを超えていくのです。ウサイン・ボルト選手はまさに私にそれを教えてくれました。彼は私に最大のインスピレーションを与えてくれました。彼に感謝しています」

男子100メートル(T36)では、鄧 培程(トウ・バイテイ)選手がオーストラリアの世界記録保持者であるジェームズ・ターナー選手を破り、11.85秒のパラリンピック新記録で金メダルを獲得し、この中国の選手は歓喜の声を上げた。

テニスでは、オーストラリアのディラン・アルコット選手が、男子4人制シングルス決勝で、オランダのサム・シュローダー選手を7-6(7/2)、6-1で破り、リオのタイトルを守った。

この後、有明テニスの森で行われる男子シングルス決勝では、日本代表の国枝慎吾選手がオランダのトム・エグベリンク選手と対戦する。

海の森水上競技場で開催されたカヌースプリントのプログラムでは、オーストラリアとイギリスの選手が活躍。

アフガニスタンに派遣されていた際に爆発物を踏んで足を失ったオーストラリアのカーティス・マクグラス選手は、男子VL3の決勝で2度目の金メダルを獲得。

イギリスのシャーロット・ヘンショー選手とローラ・スガー選手は、それぞれ女子のKL2クラスとKL3クラスでカヤックの金メダルを獲得した。

その後、南米サッカーの強豪であるブラジルとアルゼンチンが5人制サッカーの決勝戦で激突し、土曜日に49個の金メダルが決定する。

日曜日には残りの15個の金メダルが授与され、オリンピックスタジアムでの閉会式で大会の幕が閉じられる。

AFP

特に人気
オススメ

return to top