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五輪汚職、角川会長が辞任=「贈賄疑い指摘」内部調査公表―KADOKAWA社長会見、謝罪

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05 Oct 2022 11:10:21 GMT9
05 Oct 2022 11:10:21 GMT9

東京五輪・パラリンピックのスポンサー選定をめぐる汚職事件で、出版大手KADOKAWAは5日、贈賄罪で起訴された会長の角川歴彦被告(79)が辞任したと発表した。夏野剛社長は同日記者会見し、「皆さまの信頼を裏切り、深くおわび申し上げます」と謝罪し、「贈賄に該当する可能性があると法務部門から事前に指摘されていたが、実行された」とする内部調査結果を公表した。

大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=側にコンサルタント料名目で計約6900万円の賄賂を渡したとして、同社元専務の芳原世幸(64)、元担当室長の馬庭教二(63)両被告が東京地検特捜部に逮捕、起訴され、角川被告は2人と共謀したと判断された。

夏野社長は「役職員の逮捕、起訴を厳粛に受け止め、辞任の申し出を承認した」と説明。当時社長だった松原真樹副会長も引責辞任したほか、自身が務める政府の規制改革推進会議議長を辞任する考えを明らかにした。

公表した内部調査結果によると、高橋容疑者の要請で、2019年6月、知人の深見和政容疑者(73)=同=が社長を務める「コモンズ2」とコンサルタント契約を結び、計7665万円を支出。しかし、17年2月ごろ法務部門から「賄賂に該当する可能性」が指摘され、将来のスポーツビジネス全般に関する契約の体裁が取られたという。

調査チームの国広正弁護士は「(契約に基づき)リポートが作成されていたが、倉庫で眠っていて利用された形跡がなく、作為的な契約だった」と指摘した。 

角川被告は弁護団を通じて公表した声明で、「私自身は汚職に関与したことなど一切ありません」とし、法廷で全面的に争う姿勢を示している。

時事通信

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