• 日曜、ブラジルが21個の金メダルを得て最も多くのメダルを獲得。UAEは5個で2位
• UAEナショナルチームの主要メンバーでバニヤースクラブ（Baniyas Club）所属のザイード・アルカテイ選手が茶帯の部で金メダルを獲得

アラブニュース

アブダビ：UAEの首都で開催されたシーズンを締めくくるアブダビ・グランドスラム柔術ワールドツアー最終戦の3日目にあたる最終日、プロフェッショナル部門においてブラジルのエリート選手らが他国を圧倒する力を見せつけた。

一方、クラブの部ではUAEのコマンドグループ（Commando Group）が1位となり、次いでアル・ワハダ（Al Wahda）、パームス・スポーツ（Palms Sports）がそれぞれ2位と3位になった。

日曜、プロフェッショナル部門の男女の選手らはランキングポイントと賞金を目指してザイード・スポーツ・シティの柔術アリーナのマットに上がった。大観衆の中にはブラジル系アメリカ人の人気総合格闘家で元UFCミドル級チャンピオンのアンデウソン・シウバ氏も姿を見せた。

プロフェッショナル部門では、21個の金メダルを獲得したブラジルが1位となり、UAEは5個の金メダルを獲得して2位となった。

UAE柔術連盟会長で、柔術アジア連合会長、国際柔術連盟の筆頭副会長も務めるアブデル・モネイム・アル・ハシェミ氏が、3日間の大会の最後に勝者らにメダルを授与した。これはマイアミ・リオデジャネイロ・モスクワ・ロンドンで開催された2021～2022年シーズンのツアーにおける最後の大会だった。

UAE柔術連盟のモハメド・サレム・アルダヘリ副会長は次のように述べた。「我が国の男女は、世界最高の選手を前にとても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。彼らの功績を非常に誇りに思っています」

「大会の最も重要な利点は、我々のヒーローたちが数多くの才能ある選手を相手に自身の技術を試せることであり、これは今後の試合、特に7月にアメリカで開催されるワールドゲームズへの準備に役立つことでしょう」

アブダビ柔術プロのゼネラルマネージャーであるタリク・アル・バリ氏は次のように述べた。「世界中で100以上の選手権を組織し、数多くの困難や課題を乗り越えてきたことが証明するように、UAEとその首都アブダビは大会の度に成功を重ねています。アブダビは間違いなく柔術の世界的な首都です」

アルファルダン・エクスチェンジの最高経営責任者であるハサン・ファルダン・アルファルダン氏は、UAE柔術連盟とアブダビ柔術プロは世界の柔術界における国の地位向上に貢献する並外れた仕事をしていると指摘した。

「これは賢明な指導者のビジョンに沿ったものであり、多様な面で卓越へと導いてくれます。私たちは優れた技術と熱意を持って世界最高の選手に挑むUAEのチャンピオンたちの驚くべきパフォーマンスを目にしています。それは私たちにとって誇りであり名誉です」と同氏は述べた。

ナショナルチームの一員でバニヤースクラブに所属するザイード・アルカテイリ選手は、茶帯56キロ級で金メダルを獲って表彰台の頂点に立てたことを喜び、パームス・スポーツアカデミーに所属する紫帯のアスマー・アルホサニ選手は55キロ未満級で銅メダルを獲得した。

アルカテイリ選手は「大会に向けた準備のため、非常な努力をしてきました」と述べ、技術スタッフとファンがいつも支援し、鼓舞してくれたことに感謝した。

アルホサニ選手は自身の成績を「素敵で特別な経験」だと表現し、金メダルを目指す一方で、このような才能ある選手たちと競い合えたことは「驚くほど素晴らしい」ことだったと述べた。

「今後の大会で我が国、そしてナショナルチームの代表となるのが楽しみです」と彼女は加えて述べた。