
東京:井上尚弥の世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、アメリカのWBCおよびWBO王者スティーブン・フルトン戦は、井上が練習中に手を痛めたため延期されたと、井上が水曜日に語った。
「モンスター」の愛称で親しまれる無敗の井上は、12月に半世紀ぶりの世界バンタム級4団体統一王者となり、5月7日に横浜でフルトンを相手にスーパーバンタム級デビュー戦を行うことが決まっていた。
しかし、井上の所属する大橋ジムは、試合は7月に変更されると発表した。
井上は、フルトンのチームに対し、彼の怪我のせいで「大変な迷惑をかける」ことを謝罪した。
「このままでは体調を整えてリングに上がるのは難しいという結論に達しました」と、24戦全勝21KOの29歳は語った。
「言いたくはないが、これが我々の出した結論です」
3つの階級で世界タイトルを獲得している井上は、12月にイギリスのポール・バトラーを倒し、1972年のパナマのエンリケ・ピンダー以来のバンタム級4団体統一世界王者となった。
1月にはスーパーバンタム級に転向し、タイトルを返上した。
28歳のフルトンは21戦無敗、8ノックアウトの戦績を残している。
スーパーバンタム級の2人の世界チャンピオンのうちの1人であるウズベキスタンのムロジョン・アフマダリエフが同級のWBAとIBFのベルトを保持している。
AFP