• 初の女性向けトーナメントも開催される

ジェッダ：世界最大のeスポーツチャリティイベントが、サウジアラビアに戻って来る。4年目となる今回、チャリティ用基金は1,000万ドルで、ゲーミングと世界中の人道団体の橋渡しをする。

国境なきゲーマー達（Gamers Without Borders　GWB））は、4月27日から始まり、6週間にわたるバーチャルイベントで、サウジeスポーツ連盟により開催される。

このイベントは、世界でもっとも人気の高い様々なタイトルで、一流プレーヤーがトーナメント戦に参加する機会を提供する。トーナメントを勝ち抜けば、世界最大級のeスポーツ・ゲーミングの祭典、Gamers8への参加資格が得られる。2年目となる今年のGamers8はThe Land of Heroesと題されている。

参加チームにはNIGMA GALAXYも含まれ、総額250万ドルの賞金獲得を目指してCounter-Strike: Global Offensive（多人数参加型の一人称視点戦術シューティングゲーム、Valve and Hidden Path Entertainmentにより開発）をプレイする。他の参加チームについては、後日発表される。

今年の大会のもう1つの目玉は、初の試みとなる参加者全員が女性のCounter-Strike: Global Offensiveトーナメントである。このトーナメントでは4月27日から29日にかけて、6つのチームが勝ち残り方式で争う。

サウジeスポーツ連盟の議長を務めるファイサル・ビン・バンダル・ビン・スルタン王子は次のように述べた。「第4回Gamers Without Bordersに、参加者全員が女性の試合が加わることを発表できるのは、きわめて喜ばしいことです。ゲーミングとeスポーツのもっともすばらしい特徴は、いかなる偏見や制約もなしに、すべての人に平等な機会が与えられるという点です。

すべての人を受け入れるゲーミング・eスポーツ環境を整えるという我々の誓約は、あらゆるバックグラウンドを持つ女性プレーヤーを支援するものです。我々は、この誓約をさらに前進させて行きます」

NIGMA GALAXYチームは次のように表明した。「世界最大のeスポーツチャリティイベントに参加し、この大会が裾野を広げてゆく様を目撃できて、誇らしく思います。Gamers Without Bordersのようなイベントが、eスポーツへの女性の参加をさらに進めることにつながるよう希望しています。このように重要な大義のためにプレイできることをうれしく思います」

女性のみのトーナメントに加えて、メインとなるCounter-Strike: Global Offensiveを通過したチームは、5月16日に開催されるヨーロッパ・北米大会に参加し、GWBファイナルとGamers8グランド・ファイナルへの出場資格を手にすることができる。

ファイサル王子は、さらに以下のように話している。「Gamers Without Bordersによって、世界最大のeスポーツ・ゲーミングイベントであるGamers8開催への道が開かれました。GWBをもって、サウジアラビアは世界最大のeスポーツによるチャリティプラットフォームを築き、わずか3年で大会は3,000万ドルの資金を集め、Direct Relief、IMC、UNICEF、ITU Gavi、NRC、サルマン国王人道援助救援センター、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）といった人道援助を行うパートナー団体を支援することができました」

第3回までの大会を成功裏に終え、GWBは3,000万ドル以上をCOVID-19関連支援とワクチン配布の目的で寄付し、今大会で寄付総額4,000万ドルを達成することを目指している。

世界中のゲーマーは、GWBのウェブサイトを通じて募金活動を支援することができる。