• ジェッダ・スーパードームに1万3000人の歓声が響き渡る

ナダ・ハミード と フッサム・アル・メイマン

ジェッダ：ジェッダ・スーパードームは、1万3000人のWWEファンの熱狂や興奮を抑えきることはできなかった。「ナイト・オブ・チャンピオンズ」は超満員となり、会場は終始興奮状態にあった。

当日の夜はAJスタイルズやブロック・レスナー、セス・ロリンズ、ローマン・レインズ、トリッシュ・ストラタスなどのスーパースターが登場し、ファンは始めから終わりまで大いに盛り上がった。

このプレミアムイベントは、WWEが総合娯楽庁と提携してスポーツエンターテイメントを提供するという取り組みによって実現した。今回が9回目の開催。

WWEは世界各地でも興行を行っており、評判を広めるためにより多くの場所を訪問する計画もある。

WWEで殿堂入りしているストラタスは以下のように語っている。「本当に、キャリアのこの時点で戻ってくるという究極の夢が実現しました」

「（この国に）戻ってきて、これまで接触の機会がなかった様々な素晴らしい相手と試合をし、やりとりするのを楽しみにしていました。このような特別なことをして、王国にやってきて、とても温かく迎えられるのは素晴らしいことです」

「ここまで素晴らしい旅をしてきました。本当に、再び戻ってくるのをいつも楽しみにしていました」

この夜は屋内外で花火が上がり、何千人もの観客がお気に入りのレスラーの名前を叫び、連呼した。

観客は席の上に立ち、チャンピオンを応援するボードを掲げた。応援する内容もあれば、あざけるような言葉もあった。最前列には子供の姿も見られた。

英国出身のスーザン・バディアさんはサウジに30年以上住んでいるが、今回娘ともにWWEを観戦した。「フィラデルフィアやバッファロー、オーランドでWWEのイベントをたくさん観ましたが、ジェッダでは初めてです」

クウェートのジャーナリスト、ダーリ・アル・ラシッドさん（33歳）は、お気に入りのスターを見るために来たとアラブニュースに語った。

「私のアイドルのトリッシュ・ストラタスを見るために来ました。今日の1試合のためだけに復帰した女性レスラーです」

WWEの「ショーダウン」を長年観戦しており、最初は2004年のテキサス州ヒューストンだったという。

英国のファンであるサム・ワディントンさんは、10歳のときからトリプルH（ポール・マイケル・レヴェック）の大ファンだ。サウジのWWEイベントを観戦するのは初めてだとアラブニュースに語った。

「私はトリッシュ・ストラタスの大ファンでもあります」

家族とともにやってきた地元のユーシフ・アル・ミズヤンさんは、「このイベントがサウジアラビアで開催されると知ったときは気分がとても高揚しました。私はレインズのファンです」