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サウジアラビアの女性サイクリスト、栄光への道のりを漕ぐ

自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)
自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)
自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)
自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)
自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)
自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)
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08 Jul 2023 07:07:29 GMT9
08 Jul 2023 07:07:29 GMT9
  • ヤスミン・イドリス氏、自転車でアイスランド1周1,400キロの旅に出る

リヤド:ヤスミン・イドリス氏は数か月前、自分が流れ落ちる滝、青々と茂る緑、高い山々の頂に囲まれている夢を見た。その光景は漠然としたものに過ぎなかったが、イドリス氏にはそこがアイスランドであることがわかった。

イドリス氏は7月4日、アイスランドを一周する約1,400キロのリングロード(国道1号線)を自転車で走破する挑戦を始めた。この環状道路はアイスランドを見て回りたい観光客に人気のルートである。

これは一生に一度の旅であり、イドリス氏がリングロードを完走すれば、アラブ女性およびサウジアラビア人女性として初の快挙となる。

自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)

イドリス氏はアラブ・ニュースに、「もし自分の行く手を阻む障害物がなかったら、どうする?と考え、それで思いつきました。困難な真の冒険をする時間を取りたいと思いました。自分を限界まで追い込み、自分を成長させるような冒険を」と話してくれた。

イドリス氏は自給自足で旅をするため、約32kgのキャンプ用品や装備、水、その他旅の必需品を積んでサイクリングする。

宿泊地としてキャンプ場を利用し、途中でホテルに立ち寄りリフレッシュする計画だ。

予定では、4日間の休養日を含む今後3週間、毎日平均80kmのサイクリングをする。

しかし、悪天候に直面すれば、計画は簡単に変更されることになる。「アイスランドの特徴は、吹きっさらしだということです。(ほぼ)真っ平で、障害物も木もありません。風を防ぐものが何もないので、とても風が強いのです」

「この天候については、完全に予測するのは無理だと言われています。シミュレーションはいくらでもできます。しかし、実際の状況は必ずそれよりも厳しいものになりますし、このような風をシミュレーションすることはできません」とイドリス氏は説明した。

自分の夢を追い求める道をたどるヤスミン・イドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促す。(提供)

イドリス氏はインスタグラムアカウント@yasidrissで旅の最新情報を公開している。最初の投稿では、最高風速24〜48km/hの道を走っていると伝えている。

サイクリング初心者にとって、アイスランドの地形はクロスカントリー旅の最初の一歩として最適だ。「本当に未開拓の国です…ある意味、原始的な在り方で、国全体を見て回り、自然のなすがままになれることにワクワクしています」とイドリス氏は付け加えた。

イドリス氏はこの新しい世界に覚悟を決めて飛び込んだ。今年の前半を今回の冒険の準備に費やし、週4回のサイクリングコーチとのトレーニングセッションと週3回の筋力トレーニングを行った。

トレーニングでは、ペダルへのクリップイン、片手乗り、素早い乗り降りなど、新しい自転車技術を身につけた。

このような技術は子供の頃から自転車に乗ってきた人なら簡単にできることだが、イドリス氏は時間をかけて学ぶ必要があったと語った。

イドリス氏は自転車に乗るのは初めてだったが、これまでにスペイン、ヨーロッパのいくつかの地域、東南アジアをトレッキングした経験がある。長い一日を終えて疲労が蓄積し、夜は休まざるを得なくなったとき、彼女は多幸感を感じたという。

その経験を振り返り、「その時、何かが切り替わるのです。生存本能なのか、それとも精神的なものなのか(中略)名付けようのない何かに支配されるのを感じます。それが、このようなことを経験することで得られるご褒美です」と語った。

イドリス氏は、冒険に出かけたり、身体の強さを試したり、自然に親しんだりすることで体験できるそのような機会に深い賞賛を抱いているようだ。

「不快感から得られるものがあり、それは成長です。人類はそうやって何百万年も生き延びてきました。そうやって私たちは成長し、心や考え方を広げていきます。それが私の求めていることなのです」

これまでも、自然の中で困難な試みに挑戦したサウジ女性は数多くいる。2019年には、モナ・シャハブ氏はエベレストに登頂し、その登頂を利用してエジプトの恵まれない子供たちへの募金を集めた。2016年には、マリアム・サレハ・ビンラディン氏が、シリア孤児の窮状に対する認識を高めるための一連の究極の耐久チャレンジの一環として英仏海峡を横断した。

「現代のサウジ女性には行く手を遮るものが何もないように感じます。政府や企業、サービス業など、あらゆる分野で女性が第一線で活躍していますし、アラブ女性にとって今ほど輝ける時代はないと思います」とイドリス氏は指摘する。

自分の夢を追い求める道をたどるイドリス氏の北欧リングロードの冒険は、他の人々に個人的な目標を追い求めるよう促すものだ。これは、飛行機の緊急時の酸素マスク装着をたとえとした「他人を助ける前に自分の酸素マスクを装着しなければならない」というルールに似ている。

「人々に自分のために何かをするよう促すために、私は意図的に特別な大義もなくこの挑戦をしているのだと思います(中略)何が待ち受けているのか、とても楽しみです。何かを学ぶことになるはずですし、何らかの成長があるはずですが、それが何なのかは旅の後にわかることです」

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