アラブニュース・ジャパン

ドバイ：日本の多国籍企業アシックスは、世界的なジェンダー間の運動格差につながる可能性がある要因の解明と解決という使命を負う。

アシックスは世界的な研究を始めた。UAEの人々にアンケート参加を促して、フィットネスやスポーツ産業における大きなジェンダー格差の原因を探ろうとしている。

アシックスの有名なキャッチフレーズ「健全な身体に健全な精神があれかし」は、アシックスの中核的な考え方の裏にある原動力となっており、誰もが性別、年齢、人種などに関わらず、運動による肉体的・精神的恩恵を得るべきだとしている。

アシックスは常に流行やアスリートの要求の変化に気を配っており、女性の中でも特に若い女性には、運動における大きなジェンダー格差があることが「ASICS State of Mind」指数によって昨年明らかになった。

この指数では、積極性・満足度・ストレス管理・落ち着き・集中といった10個の認知的・感情的側面を100点満点で測定する。

アシックス・アラビアのマーケティングマネージャーであるAna Seixas氏によると「この規模は巨大で、日々、数千人の女性に影響を与えています。多くの女性は運動をやめており、多くの女の子はそもそも定期的に運動する機会がないことがわかっています。さらに、スポーツをする女性には、男性と比較して常に同じ機会が与えられているわけではなく、より多くの困難に直面する可能性があります。その結果として、State of Mind指数のスコアが低くなり、運動から得られる恩恵を逃しているのです」

アシックスが始めた世界的な研究は、女性の運動レベルの妨げになっているものだけではなく、動機を与えるものを評価・理解することと、世代間や地域間での差異を分析することを目的としている。

この研究には世界中の数千人の量的研究が含まれ、行動と心の分野における2人の主要研究者が率いている。