
ロンドン:ヨルダン国営電力会社(NEPCO)は9日、日本国際協力機構(JICA)との間で、ヨルダンの電力インフラを強化するプロジェクトに関する契約を締結した。
ヨルダン通信の報道によると、両者はこの契約の条項のもと、ヨルダンの送電網の強化に向け、国内各地の主要な変電所の電力保護システムを改善するべく協力する。
この契約は、NEPCOのジェネラルマネージャーであるアムジャド・ラワシュデ氏と、このプロジェクトの実施を監督することになる日本のコンサルタントである吉田和芳氏によって署名された。
ラワシュデ氏は、この契約はヨルダンの電力網の質と耐久性を改善するためのNEPCOの取り組みと一致しているとして、その戦略的重要性を強調した。また、電力網の一部を構成する再生可能エネルギー設備の増加に対するNEPCOの適応能力を向上させるうえでこの協力が果たす重要な役割についても強調した。
さらに、この契約はJICAからの資金提供を通して生み出された具体的な成果の証であると述べた。JICAは既に、ヨルダンのエネルギー部門の強化の支援において重要な役割を果たしている。