
東京:日本の外務省は、レバノン南部のイスラエルとの国境周辺について、危険情報を最高レベルのレベル4(退避勧告)に引き上げた。
外務省はその背景について、10月7日からレバノン南部の武装勢力がイスラエルに向けてミサイルを発射、国境のフェンスを爆撃してイスラエル領内に侵入する事案が報告されており、近接するシリアとの国境においても迫撃砲の着弾を確認しているため、不測の事態に巻き込まれる恐れが高まっていると説明した。
外務省は状況の悪化を考慮し、日本国民に対して、いかなる目的であれ、それら地域への渡航を止めるよう勧告した。既に滞在中の場合には、安全を確保した上で直ちに退避するよう求めた。
またヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラー及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く)の危険情報を、レベル3(渡航注意勧告)に引き上げた。いかなる目的であれ、それら地域への渡航を止め、既に滞在中の場合には、商用便の利用が可能なうちに出国するよう求めた。