
岸田文雄首相が、11月末からアラブ首長国連邦(UAE)で開かれる国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に出席する方向で調整していることが分かった。複数の政府関係者が31日、明らかにした。地球温暖化対策に関して各国の姿勢が分かれる中、途上国の脱炭素に向けた支援など、日本の取り組みをアピールする狙いがある。
COP28は、ドバイで11月30日~12月12日の日程で開かれる。首相は4月にUAEのジャベル産業・先端技術相と会談した際、招待状を受け取り「交渉に最大限貢献する」と応じていた。
首相は、11月下旬に見込まれる2023年度補正予算案の国会審議の状況も踏まえて、出席について最終判断するとみられる。
時事通信