
イスラム組織ハマスとの戦闘が続くイスラエルから退避した邦人ら46人を乗せた自衛隊機が3日夜、羽田空港に到着した。戦闘開始後、自衛隊機による邦人退避は2回目で、輸送した人数は外国人を含め計129人となった。
航空自衛隊のKC767空中給油・輸送機には、邦人20人と外国籍の家族2人のほか、韓国人15人、ベトナム人4人、台湾人1人とこれらの家族4人の計46人が搭乗。邦人退避に備え、自衛隊機は隣国ヨルダンに待機していた。
イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザへの攻撃を強めており、防衛省はさらなる退避に備え、ヨルダンに空自のC2輸送機2機を引き続き待機させる。日本との直行便は運休し、周辺国への商用便も減っているため、外務省は早期の出国を呼び掛けている。
10月19日には空自機による1回目の輸送で、邦人や韓国人ら計83人がイスラエルから出国した。
時事通信