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『サイバーパンク2077』、バグへの反発を受けてPlayStation Storeから削除

CD Projektのゲーム『サイバーパンク2077』が入った箱が、2020年12月14日、ポーランドのワルシャワで展示されている。(ロイター通信)
CD Projektのゲーム『サイバーパンク2077』が入った箱が、2020年12月14日、ポーランドのワルシャワで展示されている。(ロイター通信)
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19 Dec 2020 03:12:35 GMT9
19 Dec 2020 03:12:35 GMT9

東京:ソニーは金曜日、バグや互換性の問題、さらには健康被害などの苦情や嘲笑が殺到したため、世界中のPlayStation Storeから大きな話題となった『サイバーパンク2077』を削除すると発表した。

ディストピアをテーマにしたこのタイトルは、これまでに作られたビデオゲームの中で最も開発費を掛けたゲームの1つと言われており、12月10日の発売が熱烈に期待されていたが、その滑り出しは順調とは程遠いものとなった。

一部のゲーマーはグラフィックの不具合の動画をTwitterに投稿し、一部のゲーマーはかなり古いゲームのスクリーンショットと「PS4版サイバーパンクのグラフィックと環境に圧倒された!」といった皮肉めいたコメントを一緒に投稿した。

ソニーのゲーム部門SIEは、「高いレベルの顧客満足度を確保するために努力しております。よって、PlayStation Storeで『サイバーパンク2077』をご購入いただいたすべてのお客様に全額返金の受付を開始いたします」と発表した。

「また、SIEは追ってお知らせするまで、PlayStation Storeから『サイバーパンク2077』を削除します」とSIEは発表した。

ワルシャワを拠点とする同ゲームのメーカー、CD Projekt REDは今週謝罪を発表し、1月と2月にパッチでバグを修正することを約束し、バグの修正を待つことを望まないゲーマーには返金を受け付けるとした。

ポーランドのCD Projekt Redは金曜日の投資家向けメモで、PlayStation版のダウンロード販売を「一時的に停止」したことを発表し、返金の決定についてソニーと協議したと述べた。

同社はまた、「『サイバーパンク2077』を一刻も早くPlayStationに戻せるように努力しています」とツイートし、パッケージ版の同ゲームはまだ店頭とオンラインで販売されていると付け加えた。

一方、マイクロソフトは、「すべてのプレイヤーがXboxで期待通りの体験を得ることができるようにするために」、Xboxコンソール用のオンラインストアから同ゲームを購入したすべての人に対して返金の受付を行うと発表した。

また、Microsoftは「一部のプレイヤーは古いコンソールでの現在の体験に不満を持っている」と付け加えた。

CD Projekt REDの株式価値は、同ゲーム発売前の先週の427億ズウォティから金曜日までに310億ズウォティ(86億ドル、70億ユーロ)に落ち込み、数十億ドルを失った。

『サイバーパンク2077』のリリースは今年に入ってから2回延期されており、あるレビュアーがてんかん発作を起こしたと訴えた後、CD Projekt REDは健康に関する警告を追加することを余儀なくされていた。

先週、この開発元は健康リスクに「できるだけ早く」取り組むために「より恒久的な解決策」を検討中であることを明らかにした。

同社はこの発売延期をコロナウイルスの大流行と、XboxコンソールとPCを含む9つの異なるプラットフォーム向けにこのような広大な世界を作成することの複雑さのせいにしたことで激しい反発を巻き起こした。同社はさらには殺害の脅迫まで受けた。

このような問題にもかかわらず、エンターテイメント評価サイトMetacriticは69件のレビューを基に『サイバーパンク2077』に100点満点中87点のスコアをつけている。

しかし、同サイトのゲーマーによる評価は、20,500人以上のユーザーが平均スコアを10点満点中7点としており、やや低い評価となっている。

主人公は銃を持った「V」で、紛争が多発するアメリカの巨大都市ナイトシティを闊歩する。

このゲームには、映画『マトリックス』3部作や『ジョン・ウィック』で知られるハリウッドスターのキアヌ・リーブスの顔と声も登場する。

Metacriticは本作を「権力と性的魅力、そして肉体改造に取り憑かれた巨大都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールドのアクションアドベンチャーストーリー」と説明している。

ポーランドの銀行、BOSのアナリストによると、CD Projekt REDは『サイバーパンク2077』の制作に推定12億ズウォティを費やしており、これはこれまでに制作されたゲームの中で最も開発費の高いゲームの1つになるという。

同社は5年前に大成功を収めた『ウィッチャー3 ワイルドハント』で世界的な知名度を獲得した。同作は、超人的な力を与えられた怪物退治のヒーローが活躍する陰鬱なファンタジー作品。

「『サイバーパンク2077』は、発売前から3,000万本以上の売り上げが期待されていました。もう1年遅らせても依然として容易にそれ以上に売れた可能性があります」と、Niko Partnersのビデオゲーム業界アナリスト、ダニエル・アハマド氏は話す。

「ゲーム業界でこのようなことが本当に起こったのは今までにないと思います…… プラットフォームの運営側がゲームをプラットフォームから削除したのです」と同氏はTwitterで述べた。

「土壇場で数か月間ノンストップの開発を行ってもゲームが良くなるわけではないことがわかりました。それは開発者の健康だけでなく、ゲームにも悪影響を与えます」とアハマド氏は付け加えた。

しかし、フランスのゲーム専門誌Jeux Video Magazineの編集者Brice N’Guessan氏はAFP通信に、PC版が優先されるためコンソール版のゲームは「明らかに軽視されている」と語った。

ゲーム業界では、ゲームが大規模化し、開発費が増えてより多くの人が関わるようになるにつれ、発売延期が頻繁に発生するようになってきている。

今年はコロナウイルスのパンデミックがさらに事態を複雑にしており、多くのスタジオが開発者に自宅で仕事をさせなければならない事態となっている。

AFP通信

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