
安倍晋三首相は29日、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルスの拡大を受けて要請した全国の小中学校や高校などに対する先の臨時休校について「子供たちの健康、安全を第一に、感染リスクに備えなければならない」と述べ、国民に理解を求めた。
子供を持つ保護者が休職することで生じる所得の減少については、新しい助成制度を創設して対応する考えも表明した。
首相は感染抑制に向け、今後2週間程度の対応が極めて重要との認識を重ねて強調。「私の責任で決断した以上、私の責任でさまざまな課題に万全の対応をとる」と述べた。
第2弾の緊急対応策を今後10日程度で取りまとめる意向も明らかにした。