
日本の岸田文雄首相は16日、サンフランシスコで、日本の首相としては数年ぶりとなる、ジョー・バイデン米大統領によるワシントン公式訪問の招待を受けたことを明らかにした。
バイデン大統領は在任中、フランス、韓国、オーストラリアといったパートナーに、ホワイトハウスでセレブリティが出席する公式晩餐会など数日間に及ぶ式典を大規模に設けてきた。
訪問中は、両国が共有する政策上の優先事項を前進させるべく会議が行われる。
岸田首相は、サンフランシスコで開催されたAPEC首脳会議での招待に関するメディアへの発言では、訪問時期について詳しくは語らなかった。昨年暗殺された安倍晋三元首相は、2015年に米国を公式訪問している。
岸田首相の訪問は、来年9月の総裁選挙を前にした最後の主な海外訪問となる可能性がある。経済問題や、日本の防衛費増額の財源確保に対する懸念から、岸田首相の支持率は低迷している。
また、バイデン大統領が2024年の大統領選に臨むにあたり、これが同大統領主催の最後の公式訪問となる可能性がある。
ドナルド・トランプ前米大統領は2019年に日本を公式訪問し、宮中晩さん会、最前列での大相撲観戦、日本最大の軍艦訪問など、もてなしを受けた。
ロイター