
日本のスポーツイベントが2月29日、無観客で開催された。新型コロナウイルス拡散を止めるのが目的だ。
29日、千葉県のZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテマリーンズ対楽天イーグルスの試合が無観客で行われた。プレシーズンの野球の試合6つのうちの1つが、人のいないスタジアムでの開催となった。
日本で最も古く、最も人気のあるチーム、読売ジャイアンツは29日夜、東京ドームでのヤクルトスワローズ戦を無観客で行った。通常、ジャイアンツは東京の中心にあるこのスタジアムで最大5万5,000人の観客を動員する。
南部の福岡県から北部の北海道札幌市までスタジアム外には看板が設置され、日本プロ野球はコロナウイルス流行のため無観客試合を行う旨をファンに伝えている。
日本は7月24日から始まる東京2020オリンピック大会でウイルスの拡散を抑えるため、幅広い措置を講じている。
2月27日、安倍晋三首相はコロナウイルスの拡散を抑えるため、国内の小中高すべての学校に3月後半まで休校を要請した。
29日、サッカーのJリーグは3月15日までに予定されていた全94試合を延期すると発表した。
JRA(日本中央競馬会)も無観客での競馬レースを開催することに決めた。29日、千葉県船橋でのレースは、人のいないレースコースで行われた。
3月1日、日本相撲協会の役員は3月8~22日まで大阪で開催される春場所を無観客にするかどうかを話し合う。
1日の東京マラソンは、3万8,000人のランナーが参加する世界最大のレースの1つだが、ウイルスの流行により、参加はエリートランナーに限られた。
東京組織委員会とIOCは、東京大会は予定通り開催し、WHOの助言に従うと繰り返し述べている。
オリンピックでは東京に1万1,000人のアスリートが集まり、その後の8月25日から始まるパラリンピックには4,000人が参加する予定。
AP通信