厚生労働省は28日、第一三共が開発した新型コロナウイルスワクチンを承認した。オミクロン株派生型「XBB.1.5」に対応した国内企業のワクチンは初めて。厚労省は140万回分の購入で合意しており、12月4日の週から全国へ配送され、12歳以上の追加接種で使用される。
また、同省は米創薬ベンチャーが開発した新型コロナワクチンも承認した。対応するのが流行当初に広がった中国・武漢由来の従来株のため、供給はされない。製造販売の承認申請をしたMeiji Seikaファルマ(東京)は「変異株対応の追加的な臨床試験を進めており、来年の秋冬接種に向け一日も早い実用化を目指す」としている。
時事通信