
ニューヨーク: 東京五輪・パラリンピック組織委員会の幹部が2020年大会を1~2年延期する選択肢を提案したとウォール・ストリート・ジャーナルは10日のオンライン版で報じた。
新型コロナウイルスの感染拡大で東京大会が今夏に開催できない場合、「最も現実的な選択肢」は1~2年延期することだろうと東京五輪組織委員会の高橋治之理事は同紙とのインタビューで語った。
試合中止や無観客での開催は経済的損失が大きすぎると指摘し、「米国の野球やフットボール、欧州のサッカーなど他の主要なプロスポーツ・イベントと日程が合わず、1年未満の延期は難しい」 と高橋氏は述べた。
高橋氏は、来年のスポーツの日程はほぼ決まっているので、2年の延期で調整するのが最も簡単だろうと述べた。
同紙によると、彼はまた、今月末の組織委員会の会議を前に、若手スタッフが起こり得る東京大会の日程変更の影響を調べていると述べた。
時事通信