
ドバイ: パレスチナのシュタイエ首相は火曜日、日本の辻清人外務副大臣の表敬訪問を受けた。
冒頭、辻副大臣は、ガザ地区の困難な人道状況における民間人の犠牲と苦難に同情を表明した。
イスラエルとパレスチナを取り巻く状況について、辻副大臣は、ヨルダン川西岸地区で入植者らによる暴力が拡大していることを懸念していると述べた。
また、昨年10月に発生したハマス等によるテロ事件以降のガザ地区を取り巻く状況について、日本は一刻も早い事態の沈静化に向けて粘り強く外交努力を続けており、ガザ地区への人道支援も行っていると述べた。
これに対し、シュタイエ首相は、最近発表されたガザ地区への追加人道支援を含め、日本の長年にわたるパレスチナ支援に感謝の意を表明した。
辻副大臣は、二国家解決に対する日本の一貫した支持に変わりはないと述べるとともに、2国家解決に向けた協調努力の必要性を強調した。一方、シュタイエ首相は、パレスチナ・イスラエル関係を取り巻く状況を説明し、中東和平に対する日本のコミットメントを高く評価するとともに、日本が引き続きその役割を果たすことを希望すると述べた。
双方は、地域の安定のために緊密な協力を継続することで一致した。
パレスチナ首相は2月26日に辞表を提出したが、マフムード・アッバース大統領から、後任が見つかるまで暫定首相として留任するよう要請された。