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愛子さま、学習院大を卒業=卒論は「式子内親王と和歌」―笑顔で「充実した4年間」

回答の冒頭で、能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を表し、被災者へのお見舞いを述べた上で、4年間の大学生活を回想。(AFP)
回答の冒頭で、能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を表し、被災者へのお見舞いを述べた上で、4年間の大学生活を回想。(AFP)
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20 Mar 2024 01:03:41 GMT9
20 Mar 2024 01:03:41 GMT9

天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)は20日午前、学習院大(東京都豊島区)の卒業式に出席された。4月から日本赤十字社の嘱託職員として勤務し、成年皇族としての公務と両立させる。

愛子さまは桜色の振り袖と紺色のはかま姿で大学を訪れた。報道陣に対し「最初の3年間はオンライン授業で、最後の1年はこのキャンパスに通い、たくさんの新しい学びを得て、充実した4年間を過ごすことができました。素晴らしい先生方や友人たちと出会えたこともうれしく、またありがたく思っております」と笑顔で話した。

卒業に当たり、宮内記者会の質問に文書で回答。卒業論文の題は、中世を代表する女流歌人の一人を取り上げた「式子(しょくし)内親王とその和歌の研究」と明かし、指導教授ら関係者への感謝を記した。

回答の冒頭で、能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を表し、被災者へのお見舞いを述べた上で、4年間の大学生活を回想。コロナ禍でのオンライン授業を「懐かしく思い出します」とし、4年生からは友人と一緒に授業を受けたり、話をして笑い合ったりして「忘れることのできない一生の思い出」になったとつづった。

授業の中で「和歌の美しさや解釈の多様さに感銘を受けた」といい、卒論を提出できた時には「ほっとした気持ちと同時に大きな達成感がありました」と振り返った。

卒業後については「皇族としての務めを果たしながら、社会人としての自覚と責任を持って、少しでも社会のお役に立てるよう、公務と仕事の両立に努めていきたい」と抱負を述べた。 

2020年春に文学部日本語日本文学科に入学し、同科の卒業生は愛子さまを含め99人。福祉活動全般に関心があり、日赤への就職は自ら希望した。

時事通信

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