

東京:ガージー・ビン・ザグル駐日サウジアラビア大使は月曜日、神奈川県平塚市にある東海大学湘南キャンパスで行われた卒業式に出席した。
サウジアラビア人卒業生6人が日本文学や化学工学、人間環境学科自然環境過程など多様な専攻での卒業証書を受け取った。3人が学士号を取得、2人は修士号、1人が博士号を取得した。
同大学で教鞭を取り、今年初の卒業生を送り出すサウジアラビア人のアルマズヤッド・オスマン政治経済学部経営学科講師が大使に同行した。
式典の前に大使は細田衛士副学長と面会し、高等研究における協力について話し合った。細田博士は 政治経済学部経営学科 の教授でもある。
学長による卒業証明書授与の前には、バスケットボールBリーグの河村勇輝選手のビデオメッセージが放送された。
大使はアラブニュース・ジャパンに対し、評価の高い東海大学に招かれたこと、そしてその大学でサウジアラビア人が教えていることは光栄だと語った。また、これはサウジアラビア王国と日本の関係を築き、強化する交流であると語った。
「このような学問や文化の交流によって、私たちの絆はより強く意味のあるものとなり、それが未来に向けて私たちのパートナーシップを強化し、文化的・社会経済的な結びつきを深めていくのです」
同大学によると、今年3月に卒業する多くの学生は、コロナ禍で入学式ができなかった。コロナウイルスの流行による制限や遠隔学習により、通常の学生生活を送ることができなかった生徒たちのために、同大学は卒業式を特別に記憶に残る経験にできるよう尽力したという。