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UNRWA事務局長「資金不足は4億5000万ドルに達する」

昨年10月7日のハマス によるイスラエル奇襲にUNRWA職員が関与した疑惑が浮上したことから、多くの国がUNRWAへの資金提供を停止した。(ANJ)
昨年10月7日のハマス によるイスラエル奇襲にUNRWA職員が関与した疑惑が浮上したことから、多くの国がUNRWAへの資金提供を停止した。(ANJ)
昨年10月7日のハマス によるイスラエル奇襲にUNRWA職員が関与した疑惑が浮上したことから、多くの国がUNRWAへの資金提供を停止した。(ANJ)
昨年10月7日のハマス によるイスラエル奇襲にUNRWA職員が関与した疑惑が浮上したことから、多くの国がUNRWAへの資金提供を停止した。(ANJ)
昨年10月7日のハマス によるイスラエル奇襲にUNRWA職員が関与した疑惑が浮上したことから、多くの国がUNRWAへの資金提供を停止した。(ANJ)
昨年10月7日のハマス によるイスラエル奇襲にUNRWA職員が関与した疑惑が浮上したことから、多くの国がUNRWAへの資金提供を停止した。(ANJ)
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30 Mar 2024 01:03:13 GMT9
30 Mar 2024 01:03:13 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長は、複数の国がUNRWAへの資金拠出を停止したことによる資金不足は4億5000万ドルを超え、同機関の業務に深刻な影響を与えていると述べた。

昨年10月7日のハマス によるイスラエル奇襲にUNRWA職員が関与した疑惑が浮上したことから、多くの国がUNRWAへの資金提供を停止した。
アラブニュース・ジャパンの取材に応じたラザリーニ氏は、日本などの国々による支援停止の影響についての質問に、「当時、停止された額は4億5000万ドル以上に達し、1月はほとんど(資金の)目処が立たず、2月以降も持ち堪えられるかどうか分からなかった」と語った。
「多くの国が現在、拠出再開の決定をし、1月時点よりもわずかに良い状況にあるものの、依然として長期的な予測は立たず、なんとかしのいでいる状況だ」
米国が2025年3月まで資金拠出の停止を決定していることについて、ラザリーニ氏は、UNRWAの資金不足の大きな要因となっており、財政赤字を補填するために他の資金源を探さなければならないと述べた。また、現在のドナーには貢献の強化を期待しており、同様にアラブ諸国にも期待している。
資金拠出の再開について話し合うために来日中のラザリーニ氏は、「(アラブ諸国には)サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェートがあり、イラクからも2500万ドルの寄付を受けている」と語った。同氏は、この問題が数日か数週間のうちに解決されることを期待していると述べた。
「日本は国連に加盟する以前から、UNRWAにとっての長年のパートナーだ」と ラザリーニ氏は語った。「日本はUNRWAへの支援を停止した15カ国中の一つで、再び訪日したのはUNRWAへ拠出再開について議論するためだ」
ラザリーニ氏は、UNRWAは組織とそのスタッフの誠実性確保のために改善に取り組んでいると述べた。1つ目は疑惑に関連した職員の契約解除、2つ目は独立した調査の実施、3つ目は機関内部のリスク管理メカニズムの見直しである。
ラザリーニ氏は、「我々はすでに、勧告を実施するためのアクションプランの策定に着手している」と述べた。「ここ日本で私が議論したのは、日本がUNRWAへの協力に疑念を持つことのないよう日本の要望を聞くためである」と述べた。
 
「外務大臣との議論は非常に建設的で、またUNRWAの取り組みについて明確にしてほしいという多くの議員とも面会した。資金拠出見直しの決定がなされることを心から願っている」
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