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今年は「インドア花見」=自宅に桜、VR体験も―自粛ムードで・新型コロナ

2020年3月19日、東京の桜の近くを通り過ぎる歩行者。(AFP)
2020年3月19日、東京の桜の近くを通り過ぎる歩行者。(AFP)
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19 Mar 2020 05:03:10 GMT9
19 Mar 2020 05:03:10 GMT9

新型コロナウイルスの影響で花見の自粛ムードが強まる中、インドアで桜を楽しむ人が増えつつある。自宅に桜を飾る「うち花見」や、スマートフォンを通じて全国の名所を疑似体験できる「お花見VR」も登場。家の中でも春の訪れを感じられると好評だ。

 生花販売大手の日比谷花壇は、家や職場で桜などを飾る「うち花見」を提案。毎週金曜には一部の切り花を1本100円で販売し、写真のネット投稿を呼び掛けている。店頭では桜の鉢植えや切り枝が人気で、「入荷するとすぐに売れていく状態」(担当者)という。

自宅でお花見気分が味わえる「お花見セット」(江口幸恵さん提供)=12日、東京都練馬区

自宅でお花見気分が味わえる「お花見セット」(江口幸恵さん提供)=12日、東京都練馬区

 東京都港区の生花販売店「hanane」は、桜の枝や花瓶などをまとめた自宅用の「お花見セット」を販売したところ、すぐに人気商品に。休校中の子供たちの気分転換にと購入した会社員江口幸恵さん(43)=練馬区=は「桜のつぼみが芽吹いていく様子がよく分かる。自分も在宅勤務中だが、ずっと家にいても時の流れを感じられた」と喜んでいた。

 一方、民間気象会社ウェザーニューズは、全国32カ所の桜の名所をスマホ越しに楽しめる「お花見VR」を自社アプリで公開。端末の動きに合わせて360度視点を動かすことができ、同社は「ウイルスが心配な方も、安心してお花見を楽しんでもらえる」としている。

 桜の愛護・普及活動をしている公益財団法人「日本さくらの会」の浅田信行事務局長は「満開の桜を見るばかりが花見ではない。今年は宴会をせず、今までと違う桜の楽しみ方をするのもいいのでは」と話した。 

時事通信社

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