アラブニュース・ジャパン

東京：モハメド・アブバクル駐日エジプト大使は水曜日、7月23日に革命71周年を迎えるにあたりナショナルデー祝賀会を主催した。河野太郎デジタル相や山田健二外務副大臣、政治家や政府関係者らが出席した。

アブバクル大使は、アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領とエジプト政府、国民を代表して、「日本の天皇陛下と皇室の皆様、そして日本の政府と国民の皆様が両国の友好関係を維持するために共に尽力下さっていることに対し、深い称賛と敬意を表します」と述べた。

大使は、昨年4月にカイロで行われたエルシーシ大統領と岸田文雄首相との首脳会談によって両国関係は「戦略的パートナーシップ」へと昇格し、今年もまた「深く根付いた二国間関係」にとって重要な節目となるだろうと語った。

また、両国のパートナーシップはエジプトの経済発展と多様化、ひいては国民の福祉への熱望を助けるものであり、緊密な開発パートナーとして日本企業に魅力的な扉と機会を提供するとした。

 アブバクル大使は「来年にはもう一つ、両国関係において重要な節目を目撃することになります。世界最大の考古学博物館である大エジプト博物館が開館いたします。一つの文明に関する10万点にのぼる展示物を有しており、グローバルな文化的灯台となるでしょう」と誇らしげに語り、「グランドオープンの際には岸田首相が参加していただけることを楽しみにしております」と付け加えた。

 山田外務副大臣は次のように祝辞を述べた。「両国関係は戦略的パートナーシップのレベルに達して久しいと思います。岸田首相の訪問は、それを確認する良い機会でした。大エジプト博物館、カイロ地下鉄4号線、教育パートナーシップ、科学技術プロジェクト(E-JUST)などの協力プロジェクトにおける進展は驚くべきものです」

 「エジプトで日本語を学ぶ方が増えていることを嬉しく思います。また、ますます多くの日本企業がエジプトで活動しています。日本には古代エジプト文化のファンが多く、今後も古代エジプトの歴史や文化を体験できることを楽しみにしています」