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JERA、石炭火力発電所でアンモニア混焼実証試験を開始

この試みは、世界第5位のCO2排出国である日本を、火力発電にアンモニアと水素を使用し、2050 年までにカーボンニュートラル達成という目標に一歩近づける可能性がある。(AFP)
この試みは、世界第5位のCO2排出国である日本を、火力発電にアンモニアと水素を使用し、2050 年までにカーボンニュートラル達成という目標に一歩近づける可能性がある。(AFP)
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01 Apr 2024 07:04:39 GMT9
01 Apr 2024 07:04:39 GMT9

東京:JERAは月曜日、日本中部にある碧南火力発電所で石炭と20%のアンモニアを混焼する実証試験を開始し、これは主要な商業プラントで大量のガスを使用する世界初の試験である、と発表した。

日本最大の発電事業者は当初、3月26日から試験を開始する予定だったが、安全性を確保するために機器のテストなどに時間を要したため、約1週間延期された。

この試みは、世界第5位のCO2排出国である日本を、火力発電にアンモニアと水素を使用し、カーボンニュートラルという2050年の目標達成に一歩近づける可能性がある。

環境保護論者たちは、この試みを汚れた石炭火力発電の延命策だと批判している。

東京電力と中部電力の合弁会社であるJERAは、重機メーカーのIHIとともに、窒素酸化物(NOx)の排出、ボイラーや付帯設備への影響など、発電所全体の特性をチェックするため、約3ヶ月間試験を行う予定だ。

アンモニアは主に天然ガスから発生する水素と空気中の窒素から作られる。アンモニアは燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しないが、化石燃料を使って製造すると排出ガスが発生する。

JERAは声明で、「アンモニアは、効率的で低コストの水素輸送・貯蔵手段です。このプロジェクトは、

日本のように、エネルギーの安定供給を確保するため火力発電を必要とする国において、脱炭素化を迅速に進める低コストな第一歩を提供するものとして重要です」と述べ、その他の利点として、火力発電の燃料として直接利用できることを付け加えた。

JERAは、早ければ2027年に碧南4号機で商業ベースのアンモニア混焼を開始し、2028年頃には碧南5号機で石炭の50%をアンモニアに置き換える試験を開始することを目指している。

ロイター

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