

リヤド:ギリシャのサウジアラビア大使アレクシス・コンスタントプロス氏は、同国の独立記念日の祝賀会で、二国間の永続的関係の重要性を強調した。
ギリシャ大使館は14日、ギリシャ共和国の独立202周年を祝う式典を主催した。
リヤド地方の次官ファイサル・アル・スダイリ氏は、リヤド政府のファイサル・ビン・バンダル王子に代わりこのイベントに出席した。
コンスタントプロス大使はアラブニュースに対しこう語った。「ギリシャとサウジアラビアは相互協力によってより強い国家となっている。双方の喜びと成功を祝し、今夜私たちは独立記念日に加えて、活気に満ちた強力かつ戦略的なパートナーシップを祝う」
「独立記念日は3月25 日だが、私たちは今日、ラマダンの前にこの祝日を祝うこととした。今夜、私たちは独立記念日の祝賀に加え、サウジアラビアとの非常に強く活気に満ちた戦略的関係も祝う」
「私たちはとても親しいパートナー同士だ。双方のリーダーは非常に緊密に協力し合っている。私たちは、この二国間関係を次のレベルに引き上げる戦略的パートナーシップ評議会を立ち上げた」
「ついては今夜、私たちは二国間の友好関係、私たちが今ともに取り組んでいること、そしてこれから取り組もうとしていること全てを祝福する」
ギリシャとサウジアラビアは2つの古代文明として、古き時代のみならず、1950年代以降の長い共通の歴史を有している。
ギリシャの著名な建築家で都市計画家でもあるコンスタンティノス・ドキシアディス氏はその専門知識をリヤドのマスタープランに注ぎ、またギリシャの多くの企業が石油・ガス資源関連施設の建設、紅海における船舶および海洋インフラの構築に貢献した。
コンスタントプロス大使はこう付け加えた。「私たちは地域の平和と安定を維持するため、他同盟国との共同軍事演習の実施も通して、ともに取り組んでいる」
「王国へのギリシャ軍駐留は、サウジアラビアを固く支持するというギリシャの強い決意を示している。私たちが共に抱く大志は、強力で長期にわたる戦略的な二国間関係を構築したいということだ」
「2021年10月に我が国の首相がリヤドを訪問し、2022年7月にはサウジアラビアの皇太子殿下がアテネを訪問した。相互訪問が無事行われたことで、この2 年間は両国間の協力関係促進において非常に実り多いものとなった」
「双方のリーダーは、年次首脳会談を可能にする戦略的パートナーシップ評議会を立ち上げることを決定した。また7つの小委員会が政府と民間の事業における更なる機会を模索するため年間を通じて活動する」
大使は続けて、昨年10月にアテネでギリシャ・サウジアラビア経済評議会が形成されたことに触れ、またビジョン2030を通じて行う王国の印象的な改革プログラムにも言及した。
大使は、ギリシャはノウハウと専門知識をもって、サウジアラビアが将来進むべき道を支援したいと強く願っていると付け加えた。