
林芳正官房長官は8日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始から半年がたったことに関し、「現地の危機的な人道状況は深刻さを増している。一刻も早い改善に向け、当事者による一層の努力が求められる」と述べた。
イスラエルの軍事作戦について「民間人の避難・保護の十分な措置がないまま継続すると、さらに多くの犠牲者が発生し人道支援活動がますます困難になる」と懸念を示した。ジェノサイド条約違反との指摘には「国際司法裁判所(ICJ)で審理される事柄であり、注視する」と述べるにとどめた。
JIJI Press