

東京:にぎやかな東京・渋谷駅でガザを支持する大規模なデモが行われていたゴールデンウィーク最終日の夜、俳優の古澤祐介さんは駅近くの街頭に立ち、通り過ぎる人々に向かって訴えていた。
古澤さんはアラブニュース・ジャパンの取材に、「一人デモを続けて半年が経ちました。しかし事態はまったく良くなっていません。それでも多くの海外の方から連帯の声をいただき、このように続けています」と語った。
「私一人の声ですが、現地に知り合いがいるという人から、涙を流して『ありがとう』と言われた時は、やはり声を上げることは無駄じゃないんだと。声を上げていくこと、基本的人権を尊重する意識をしっかりと共有することが、民主主義社会にとって大事だと思います」
古澤さんは、日本の外相はイスラエルに対して、明確に国際法違反であり、今すぐ停戦するべきであるという強い言葉をいまだに使っていないと指摘した。
「日本国民として非常に腹立たしいです。あまり興味を示さない日本の皆さんにも無力感を感じます。でも、じっとしていられません。一人一人が声を上げることが大切です。それは民主主義の国に住む人々の義務であり、責任だと信じています」
「上川陽子外務大臣には、基本的人権を守り、学び、もう一度基本に立ち返り、しっかりとイスラエルに対して文句を言う時は言う。尊重する時は尊重する。そのような姿勢を自信を持って示してほしいと思います」