
東京:先週土曜日、在日本朝鮮総連合会(通称・朝鮮総連)が「Korea File」と題した報告書を発表し、世界の既存大国の「崩壊」、特に米国の世界的な影響力の低下を描写した。
報告書には、「今年、米国の覇権、自立、および多極化の崩壊という世界的傾向がより顕著になっている」と述べられている。「ユーラシアでは、NATOのウクライナ西部での敗北が避けられないと見られている。中東では、パレスチナ問題で米国とイスラエルが世界的に孤立し、朝鮮半島では、韓国の核抑止力が大幅に強化されている」と述べている。
報告書は、北朝鮮、ロシア、イラン、中国間の軍事および経済協力の増加、またBRICSと上海協力機構の影響力の上昇に特徴づけられる新しい世界秩序の出現を予測している。
報告書は、「西側諸国が存立の危機に直面している中、ロシア、イラン、中国は種族虐殺を防ぐために独自の安全秩序を確立している」と主張している。「米国はこの変化に無頓着である。先週、中国の王毅外相と習近平国家主席は、米国務長官アンソニー・ブリンケン氏が北京を訪問した際に無関心を示し、彼らが妄想的な米国の要求と見なしたリストを単なる迷惑として退けた」と述べている。
報告書は、「国連体制の枠組みを超えて既に重要な政治的機動が行われている」と主張し、「中国が米国とイスラエルによるパレスチナ国家の設立の妨害に公然と挑戦している」と述べ、中国がパレスチナを独自に支援する措置を取っていると示唆している。
また、報告書は、日本の岸田文雄首相が米国を「最も親しい友人」と位置づけ、日本を米国の堅固な軍事同盟国として位置づけようとする努力を嘲笑している。
「これは、本来は日本の利益を守るために形成された日米同盟が、米国の覇権を維持するための軍事同盟に進化したことを意味します」と「Korea File」の報告書は断言している。「米国軍は、中東での各部隊との戦闘から太平洋での大規模な紛争への準備に焦点を移しています」とも、述べている。