
林芳正官房長官は22日の記者会見で、中国の呉江浩駐日大使が台湾情勢を巡り中国分裂の企てに関与すれば「日本の民衆は火の中に連れ込まれるだろう」と発言したことに対し、「極めて不適切だ。直ちに厳重な抗議を行った」とした。
林氏は台湾を巡る問題について「対話により平和的に解決されることを期待する。あらゆる機会を捉え中国側に強く求めていく」と述べた。
呉大使は20日、台湾の頼清徳総統の就任式に日本の国会議員が出席したことに関し「極めて誤った政治的シグナルを送る」と反発。「火の中に」と言及し、日本をけん制した。
時事通信