
上川陽子外相は月曜日、イスラエルのカッツ外相に対し、ガザでの人質解放のためには即時停戦が必要であることを強く要請した。
また、電話会談では、ガザの人道的状況に対する日本の深い懸念と、イスラエルによるラファでの本格的な軍事作戦への反対を伝えた。
上川大臣は、ラファ検問所をフルに活用することを含め、ガザにおける人道支援に資する環境を確保すべきであると述べた。
さらに、日本の大臣は、国際司法裁判所(ICJ)の命令は法的拘束力があり、誠実に遵守されるべきであると述べた。
カッツ大臣は、ガザ地区とICJの命令に関するイスラエルの立場を説明した。両大臣は、今後も緊密に連絡を取り合うことで合意した。
ICJがイスラエルにラファでの軍事作戦の中止を命じた2日後の5月26日、イスラエルの空爆によりラファでは少なくとも35人が死亡し、数十人が燃えさかる瓦礫の中に閉じ込められた。