上川陽子外相は29日、東京都内で開かれた経済同友会との懇談会であいさつし、新興・途上国「グローバルサウス」との連携強化に意欲を示した。「日本らしく、きめ細やかで、一層戦略的な対グローバルサウス外交を積極的に進めていきたい」と語った。
上川氏は「グローバルサウスで果敢に事業を進める企業の力強いダイナミズムをサポートしていきたい」と述べ、企業進出を支援する経済広域担当官を置く在外公館を順次拡大する考えを表明。「年内にグローバルサウスを包括的にカバーする体制を構築し、活力の取り込みを進めたい」と強調した。
時事通信