
自民党東京都連は10日に党本部で会合を開き、都知事選(20日告示、7月7日投開票)への対応に関し、小池百合子知事(71)が3選出馬を表明すれば支援する方針を確認した。具体的な支援方法は、都連幹部を中心に検討。選挙期間中でも政治活動ができる「確認団体」を設置して支援する案が浮上している。
小池氏はすでに立候補の意向を固めているが、派閥の裏金問題で強い批判を受けている自民との間合いの取り方などについて慎重に検討しているとみられる。
自民は都知事選での独自候補擁立を断念。確認団体を設置する案が出ている背景には、「政治とカネ」を巡る自民への批判をかわし、政党色を薄める狙いがある。確認団体は、街頭演説やビラの配布などが認められる。
都知事選を巡っては、立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が「反自民・非小池都政」を掲げて出馬を表明。立民と共産、社民各党が支援を決めている。
自民都連はまた、この日の会合で萩生田光一会長の続投を正式決定した。任期は2年間。
時事通信