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バーレーン工業・商業大臣、自国の経済多角化は誇り

バーレーンのアブドッラー・ビン・アーデル・ファフロ工業・商業大臣が日本の西村康稔経済産業大臣と会談。(ANJ)
バーレーンのアブドッラー・ビン・アーデル・ファフロ工業・商業大臣が日本の西村康稔経済産業大臣と会談。(ANJ)
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10 May 2023 08:05:34 GMT9
10 May 2023 08:05:34 GMT9

カルドン・アズハリ

東京:バーレーンのアブドッラー・ビン・アーデル・ファフロ工業・商業大臣が、新たなビジネスの可能性を模索し、日本・バーレーン両国間のビジネス領域の拡大のため来日している。

同氏はアラブニュースジャパンに対し、今後のバーレーンには多様化が不可欠であると語った。 

同氏は「バーレーン経済は(単一の資産経済としては)存続できない。そのため我が国は多様性を追求してきた。これには金融サービス部門も含まれており、GDPで石油部門を初めて上回った。今回の訪問の目的は、我が国の経済の非石油分野、具体的にはICT分野、さらには医薬品、アルミニウム、石油化学などの他の産業、そして食料安全保障や観光などにおける我が国の存在感を真に高めることである。」 と語った。

「今日、経済は高度に多様化している。かつてはバーレーンのGDPの4割を石油部門が占めていたが、現在ではほぼ2割となっている。我々は石油価格に依存しない経済への多角化に向けて順調に進んでいる。」

ファフロ氏は民間部門と公共部門の両方の代表者を含む30人強の代表団とともに来日した。 6 つの異なる政府機関に加えて、バーレーン企業のトップを含む 18 人の企業代表者が含まれる。

同大臣は「今回の訪問は非常に成功した」とし、「B2Bの観点から見ると、我々の代表団は日本の多国籍企業数社と会談し、非常に有意義な議論をすることができた。今回の訪問の目的は、経済関係から外交関係、文化、教育に至るまで、あらゆる面で日本との二国間関係を強化することである。」と述べた。

「両国間には協力や投資の機会が数多くあり、こうした関係の強化を楽しみにしている。
また、双方が協力できる分野や機会に関する対話を継続する合同委員会を設置することも発表された。全体として、今回の旅は非常に成功したものであり、今後もこの関係を発展させていきたいと考えている。」

「日本とバーレーンの関係は、石油が発見された約100年前に遡り、日本がバーレーン石油の最初の顧客となった。 我々はこの歴史的な関係を非常に誇りに思っており、それ以来この関係はますます強化されている」とファクロ氏は述べ、外交に加えて教育、文化、経済の分野にも関係が広がっていると指摘した。

 

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