
日本のメディアは、河野氏が所属する派閥の長である元首相の麻生太郎自民党副総裁に、河野氏が意向を水曜日の夕食会で伝えたと報じた。
保守的な自民党内で進歩派と目されている河野氏は木曜日、記者団の取材に応じ、冗談交じりに「夕食会の席で話し合われたことは誰にも言いませんよ」と語った。
もし61歳の河野氏が出馬すれば、与党内の多くが岸田氏に愛想を尽かしているとしても、大臣が現職首相に挑戦する珍しいケースとなる。
岸田内閣の支持率は、裏金スキャンダルへの対応の不手際のため最低のレベルまで急落した。
衆議院議員9期目の河野氏は、外務大臣や防衛大臣などの要職を歴任してきた。2021年の自民党総裁選では、河野氏は決選投票で岸田氏に敗れた。
河野氏はアメリカのジョージタウン大学を卒業後、1996年に衆議院議員に初当選した。政治家一族の出身である。祖父は故河野一郎元農水相、父は河野洋平元衆院議長。