
マニラ:マニラによれば、日本とフィリピンは来月、ハイレベルの防衛協議を行う予定である。
フィリピン外務省の声明によれば、日本の木原稔国防大臣と上川陽子外務大臣は、7月8日にマニラで開催される会談で、「二国間および地域に影響を与える防衛・安全保障問題」について話し合うという。
北京が南シナ海のほぼ全域に対する領有権を主張する動きを強めるなか、中国船とフィリピン船の間で海上での対立が激化していることを受けての会談だ。
東京と北京は、東シナ海の日本領の島々をめぐっても対立している。
第二次世界大戦中にフィリピンを占領した日本は、マニラとの間で互いの領土に軍隊を配備することを可能にする互恵的アクセス協定(RAA)を交渉している。
現在与党の国会議員である小野寺五典元国防大臣は、防衛協定に関する交渉が来月の会合で「急速に進展する」ことを期待すると金曜日に述べた。
「我々は、両国間の安全保障と防衛協力をさらに深める必要性を認識している」と、小野寺氏は5日間のマニラ訪問の最終日に記者会見で語った。
小野寺元大臣は、エドゥアルド・アノ国家安全保障顧問、ジルベルト・テオドロ国防大臣、エンリケ・マナロ外務大臣と会談し、フィリピンとの戦略的防衛パートナーシップに対する日本のコミットメントを再確認したと述べた。
「日本は、フィリピンの安全保障を守るために必要なものをフィリピンに提供する用意があり、コミットしている」と、小野寺元防衛大臣訪日団のもう一人のメンバーである和田義明氏は述べた。
東京は、南シナ海での主権を主張するマニラの重要な戦力である、フィリピン沿岸警備隊の最新かつ最大の船舶を建造している。
小野寺氏は、第2トーマス諸島沖でのマニラと北京の最新の対立における中国の行動に、日本は「非常に懸念している」と述べた。
6月17日、フィリピン海軍がマニラの領有権を主張するため、同諸島に意図的に座礁させた廃船への補給を試みた際、中国沿岸警備隊員がナイフや棒、斧を振り回して阻止し、フィリピン人船員が親指を失った。
「武力によって一方的に現状を変えようとするいかなる試みにも、また緊張をエスカレートさせるいかなる行動にも反対する」と小野寺氏は述べた。
東京の海上自衛隊は4月、南シナ海でアメリカ、オーストラリア、フィリピンと合同で海空訓練を行った。
この訓練は、「自由で開かれたインド太平洋を支援するため、地域的・国際的な協力を強化するための集団的コミットメント」を示すことを目的としていた。
AFP