• 今日、人々は革命を取り戻そうとしている

ガザ：2023年10月7日土曜、ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏は、パレスチナ武装勢力は、ガザ地区での戦いを、ヨルダン川西岸地区とエルサレムにも広げると述べた。

同氏は、戦いは「シオニスト国家」の中心部に移動したと述べた。

また「敵国とその兵士たち、そして入植者たちに、敗北と屈辱を与える朝となった」、「今朝起きたことは、私たちの準備周到さを表し、敵の弱さを露呈する」と述べた。

同氏は友好するアラブ諸国に対して、昨今の外交的和解にかかわらず、イスラエルはいかなる保護も提供しないと述べた。

テレビ演説の中で、ハニヤ氏は、近年イスラエルと関係を正常化しているアラブ諸国について言及した。

「アラブの同胞を含むすべての国々に告げる。抵抗勢力を前にして自らを守ることのできないイスラエルは、あなた方にいかなる保護も与えることはできない」と述べた。

「あなた方がイスラエルと結んだ正常化合意はどれも、（パレスチナの）紛争解決にならない。」

ハマスの軍事部門トップのムハンマド・デイフ氏は、7日の攻撃は、16年間にわたるガザ封鎖、昨年来のイスラエルによるヨルダン川西岸地区への襲撃、アル・アクサ襲撃事件、入植者によるパレスチナ人への暴力の増加、入植地拡大などに対しての報復だと述べた。

録音されたメッセージの中でデイフ氏は「我慢の限界だ」と言った。

同氏は今朝の攻撃を「アル・アクサの嵐」作戦の開始だとし、東エルサレムからイスラエル北部までのパレスチナ人に戦闘への参加を呼びかけた。

「今日、人々は革命を取り戻しつつある。」

イスラエル軍の報道官、中佐のリチャード・ヘクト氏は、ハマスがどのように軍を油断させたのかと記者団に問われると「いい質問だ」と答えた。

ハマスが公開した動画には、少なくとも3人のイスラエル人が捕虜として捕らえられる様子が映されている。

イスラエル軍は、多数のイスラエル人が捕虜となっていることを認めた。

ハマスの上級幹部サレハ・アロウリ氏は、ハマスが幹部将校を含む「多数の」イスラエル人捕虜を拘束したと述べ、イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人を解放するために捕虜交換に利用すると付け加えた。

ハマスの軍事部門の報道官、アブ・オベイダ氏は、イスラエル南部への奇襲潜入の際に兵士らを捕らえたと言い、捕虜たちは「安全な場所 」に拘束されていると述べた。

ロイター・AP