東京:ドナルド・トランプ前アメリカ大統領の暗殺未遂事件を受けて、警察庁が全国の警察にVIPの保護を強化するよう指示したと、フジテレビのオンラインニュースが報じた。
日本の警察は2年前、安倍晋三元首相が街頭演説中に男が近づき、自作の凶器で発砲して暗殺された事件で大きな批判を浴びた。
トランプ大統領暗殺未遂事件を受けて、警察庁は24日、全国の警察に対し、選挙集会の路上会場での警備に特に注意し、要人警護をさらに強化するよう指示した。
同庁は主催者に対し、適切な場所の選定、手荷物検査の実施、VIPと聴衆との距離の確保などを呼びかけている。
日本の政治家には街頭演説の伝統があり、時には小型トラックの荷台から演説をすることもある。このようなイベントでは通常、警備はかなり緩く、群衆は候補者に近づき、握手をすることさえできる。また、選挙候補者が小型トラックからゆっくりと街頭を巡回し、道行く人々に手を振ることもよく見られる光景である。