
東京:日本の上川陽子外相は8月9日、ガザ情勢に関して米国、エジプト、カタールの首脳が発出した共同声明を歓迎した。
上川氏は、ガザ紛争解決への日本のコミットメントをあらためて表明するとともに、人質解放と停戦に向けて共同声明が発出されたことに謝意を表明した。
共同声明はまた、情勢の緊急性に鑑み、双方の当事者に対して8月15日にドーハまたはカイロで緊急協議を再開し、これ以上遅滞することなく合意の履行を開始するよう求めた。
上川氏は、日本として「状況改善に向けた米国・エジプト・カタールの精力的な外交努力を高く評価しており、今般の首脳共同声明を強く支持する」とした上で、「今もなお多数の人質の解放が実現しておらず、長引く戦闘で現地の人道状況が深刻さが増し、情勢の一層の不安定化が深刻に懸念される」と述べた。
日本の外相はまた、「全ての当事者がこの機会をとらえ、全ての人質の解放と持続可能な停戦の実現に向けて着実に取り組むよう改めて強く求める」として、前向きな結果となる可能性を強調した。「関係国とも緊密に連携し、人質の解放や人道状況の改善、事態の早期沈静化やエスカレーションの回避に向けた外交努力を粘り強く積極的に行っていく」という。