
北朝鮮は、COVID-19の流行で国境が閉ざされてから約5年、年末に向けて国際観光を再開するようだ。
北京を拠点とするKoryo Toursと瀋陽を拠点とするKTG Toursを含む2つのツアーオペレーターが北朝鮮の再開を発表した。
両社は、北朝鮮の故金正日総書記の生家とされる三池淵への訪問が許可されると説明した。
KTGツアーは水曜日のフェイスブックページで、「観光客はこの冬に三池淵(白頭山地域)に行けるようになる」と伝えられたと述べた。
「正確な日程は未定。今のところ三池淵だけが公式に確認されていますが、平壌や他の場所もオープンすると思います!」と付け加えた。
北朝鮮の都市は中国と国境を接し、朝鮮半島最高峰の白頭山に近い。白頭山は活火山で、北朝鮮と韓国の双方にとって重要かつ歴史的な意味を持つと考えられている。
7月、北朝鮮の国営メディアは、金正恩氏が観光再開を前に三池淵内の建設現場を自ら視察したと報じた。
ツアー会社は封鎖された国の変化を報じたが、国営メディアは北朝鮮の国境に関する変化をまだ発表していない。
北朝鮮の指導者は、アジアの 「友人 」とされるロシアと中国からの観光客を優先すると述べている。
モスクワと平壌の関係が緊密化していた2月、北朝鮮は100人のロシア人観光客を迎えた。
パンデミック以前は、北への観光は限られており、ツアー会社によれば、毎年約5000人の欧米人観光客が訪れていた。
アメリカ人学生オットー・ワームビア氏が投獄され、その後死亡したことを受けてワシントンが旅行を禁止する前は、アメリカ人が市場の約20%を占めていた。
先月、金正恩氏は新しい海辺の観光地、元山・カルマ・ゾーンも訪れた。彼は、コロナパンデミックと国連の制裁による長年の建設の遅れを経て、このリゾートは2025年5月にオープンすると述べた。
しかし、Koryo Toursはそのウェブサイトで、ほぼ5年間の中断の後、観光再開の初期は特にスムーズに行かないかもしれないと警告した。
AFP