
ソウル:韓国の尹錫烈(ユン・ソクヨル)大統領は木曜日、平壌との緊張の高まりを和らげ、経済協力の道を探ることを目的とした「南北作業部会」を提案した。
南北関係はここ数年で最低の状態にあり、北は最近、弾道ミサイル発射装置250基を南国境に配備すると発表した。
北朝鮮は5月以来、数千個のゴミを詰めた風船を南下させており、ソウルは国境沿いのプロパガンダ放送を再開させ、両軍の温度差を下げることを目的とした2018年の協定を中断させた。
木曜日、日本統治からの解放を祝うイベントで「統一ビジョン」を宣言した尹氏は、次のように述べた: 「分断状態が続く限り、我々の解放は不完全なままです」
「私たちが享受している自由は、人々が自由を奪われ、貧困と飢餓に苦しむ北の凍てついた国にも拡大されなければならない」と述べ、新たな南北作業部会の設立を呼びかけた。
この組織は「緊張緩和から経済協力、人的・文化的交流、災害や気候変動への対応まで、あらゆる問題を取り上げることができる」とユン氏は述べた。
ユン氏はまた、「自由を基盤とした統一を熱烈に望むよう、北朝鮮国民の心を変える必要がある」と強調した。
「(洪水救援物資を提供するという)我々の申し出を北朝鮮政権が再び拒否したとしても、我々は人道支援の申し出を決してやめない」とユン氏は語った。
北は最近、中国に近い北部地域で深刻な洪水に見舞われ、国営メディアは1万5000人以上の洪水被害者が首都に移動したと報じた。
洪水災害のニュースが最初に報じられて以来、国際的な支援の申し出が殺到している。
しかし、国営メディアによると、北朝鮮の金正恩委員長は、国の復興努力は「徹底した自助努力に基づく」と述べた。
北朝鮮は今年初め、韓国を主要な敵と宣言し、平壌は2023年4月以来、南北間の連絡ホットラインに応答していない。
AFP