秋篠宮妃紀子さまは11日、58歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、宮内記者会の質問に文書で回答。長男悠仁さまが6日、18歳の成年となったことを「感慨深く思っております」と述べ、「成年の皇族としての務めをひとつひとつ大事にして、経験を重ねてほしい」と期待をつづった。
また、ネット上のバッシングを巡り、「私たち家族がこうした状況に直面したときには、心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがあります」と心情を明かした。
紀子さまは文書で、虫探しや工作など、悠仁さまとの思い出を回想。高校卒業後の進路に関しては「長男自身がしっかり考え、決めたことを尊重したい」との意向を示した。
次女佳子さま(29)には「どのような仕事にも丁寧に臨んでいる姿を見て、刺激を受けたり学んだりしています」と述べ、米国で暮らす長女の小室眞子さん(32)については「いつも彼女の幸せを願っています」と記した。
4月に金沢市を訪れた際、能登半島地震の被災地から避難してきた母親や子供らと面会。「能登半島に暮らす人々、能登半島を離れて暮らす人々の健康を願わずにはいられません」と述べた。
昨年末から体調が優れず、今年に入り一部行事を欠席した。文書では、生活や仕事のペースを見直す中で徐々に回復し、「体力もついてきました」とした。
時事通信