ワシントン:ホワイトハウスは、1月に退任する前に自身の功績を磨き上げようとしているジョー・バイデン大統領が、来週末にデラウェア州ウィルミントンの出身地でオーストラリア、インド、日本の首脳を迎えると発表した。
バイデン氏は、2021年にいわゆる「クワッド」首脳によるサミットを主催した初の米大統領となり、それ以来毎年サミットを開催している。これは、中国に対抗するために米国が外交政策の焦点をインド太平洋地域にシフトしようとしているためである。7月に再選を目指さないことを表明してからは、故郷の州で過ごす時間が長くなっているため、バイデン氏が大統領在任中にデラウェア州で外国の首脳を迎えるのは今回が初めてとなる。
バイデン大統領がオーストラリアのアンソニー・アルバニース首相、インドのナレンドラ・モディ首相、日本の岸田文雄首相をウィルミントンに招いたことについて、カリン・ジャン=ピエール報道官は、「これは、クアッドの各国首脳との深い個人的関係と、クアッドが我々の国々すべてにとって重要であることを反映したものだ」と述べた。
「クアッド首脳会議では、我々の国々における戦略的収束の強化、自由で開かれたインド太平洋地域という我々の共有ビジョンの推進、そしてインド太平洋地域のパートナーにとって重要な分野における具体的な利益の提供に焦点を当てる」とジャン=ピエール氏は述べた。
AP